旧richardkoshimizu's blog

武力による他国侵略?

<<   作成日時 : 2015/11/04 12:03   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 132 / トラックバック 0 / コメント 6

2回目の元寇、弘安の役の時、朝鮮から出航した東路軍とは別に、中国の江南地方から出航した江南軍があったわけで、後者は、モンゴルに降伏した南宋の兵士が主体の10万の部隊だった。

彼ら「奴隷兵士」の携えていたのは鍬や鍬などの「農機具」だったわけで。

当時、中国の南部は砂漠化で穀物生産が激減していた。モンゴル軍が農民を殺しすぎて生産者がいなくなってしまった。

そこで、日本を侵略して南宋軍の残党に農耕をやらせよう、日本に定着させようと企んだと思われますね。

ま、そういう意味でクビライ皇帝は、日本を侵略する意図はあった。でも、それが、今後、「日中が日本人を皆殺しにして、日中で日本を二つに分ける」の根拠にはならないね。全然。

日本を外国の侵略から守る「防衛」の手立ては必要です。でも、それには安保法案などといった「日中戦争惹起法」など不要であるし、むしろ有害です。何も変えず、憲法9条も変えず、現状の自衛隊、防衛省で十分です。

21世紀の世界は、国際貿易で成り立っている。一方的な軍事的侵略をした国など、国際社会から疎外され、国際貿易の世界で生きていけません。侵略が国を亡ぼす。だから、そんな馬鹿なことは、どこの国もやりません。

「コーポラティズム」手法で、日本に目に見えない侵略をしている国、ユダヤ米国。これが21世紀の戦争手法です。だから、それに対抗するのも「武力」ではない。「知力」です。

え、米国がウクライナやシリアで武力を使っているじゃないかって?

だから、世界中から総スカンを食っているのです。


2015/11/3 21:38

「元寇は日本の資源を奪うための侵略だったわけ?違うでしょ。」って、違うでしょ。↓

http://momo.ninja-x.jp/hogosiwa4.htm

『中国環境保護史話』訳注(四)、久保卓哉(袁清林著『中国環境保護史話』中国環境科学出版社1990年)
(引用開始)

(四)第二次悪化時期 ― 唐〜元

つまり、唐代から元代は黄河流域の南方森林区が大幅に縮小して水土流失が激化し、砂漠化の速度が加速し、決壊が頻発し、湖沼が縮小し、すべての環境にわたって状況が低下した中国二度目の悪化時期である。
(引用終わり)

また、元代当時の食糧不足に関しては、↓

http://ir.library.osaka-u.ac.jp/dspace/bitstream/11094/50015/1/glocol16_023.pdf

都市と食糧供給、災害対応能力 : 元朝上都の興亡に関する生態史学的考察(大阪大学GLOCOL16巻、阿拉坦宝力格)

つまり、環境等の元代の諸事情から、回復が見込めそうも無い程に深刻な食糧不足の側面は指摘できますね。
要するに、「食糧と食糧生産適地」という資源を獲得する目的があったと考えてよさそうですがね。

ドラドラ
2015/11/03 21:38