旧richardkoshimizu's blog

カダフィ下のアフリカ最裕福な民主主義から、アメリカ介入後、テロリストの温床と化したリビア

<<   作成日時 : 2015/12/09 06:24   >>

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2015/12/8 13:44

カダフィ下のアフリカ最裕福な民主主義から、アメリカ介入後、テロリストの温床と化したリビア

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2015/12/post-c9d6.html

=抜粋=

一般的に考えられていることとは逆に、欧米マスコミが決まって“カダフィの軍事独裁制”と表現するリビアは、実際は世界で最も民主的な国家の一つだった。

カダフィの独特な直接民主主義の下で、伝統的な政府機構は解散され、廃絶され、権力は様々な委員会や議会を通して、直接国民のものだった。 たった一人が全てを支配するどころか、リビアは非常に分権的で、本質的に国家内の“ミニ自治州”であるいくつかの小さな共同体に分割されていた。こうした自治州が、各自の地域支配し、石油収入や予算資金をいかに配分するかを含め、様々な決定をすることができた。こうしたミニ自治州の集合で、リビア民主主義の三つの主要な組織は、基礎人民会議と、県地区人民会議と、全国人民会議だ。

=中略=

アメリカ介入後、現在のリビアは世界最大の武器のずぼらな隠し場で、穴だらけの国境は、トゥアレグ分離主義者や、マリ国軍をティンブクトゥから追い出した聖戦士や、元アメリカ同盟者のアブドルハキム・ベルハジが率いて、次第に増加しつつあるISIS民兵を含む、多数の重武装した非国家的行為者連中が頻繁に通過している。

なんかねえ



カダフィのリビアに対する日本人の持つイメージは決して良くなかった。

シオニスト・メディアによるプロパガンダに騙されていたからです。

新著にも書きました。以下、RK新著からの抜粋です。

カダフィ大佐は、アフリカ独自の統一通貨、金融機関の設立を提唱していた。これは、すなわち、アフリカの産油国などが、ドル体制から離脱することを意味し、米国1%にとっては死活問題であった。だから、市民蜂起を偽装してカダフィを亡きものにしたのだ。そして、すぐに後始末に奔走する「担当者」がリビアに送り込まれたのだ。フランスのサルコジ・ユダヤ人と英国のキャメロン・ユダヤ人である。

米国1%がカダフィのリビアを襲撃したわけを簡単にまとめてみよう。

1.カダフィ政権が米欧にそれぞれ投資している320億ドル・450億ドルを凍結し巨額負債の穴埋めに流用するため。

2.アフリカ最大の埋蔵量のリビアの石油を横取りするため。(毎年300億ドルの貿易黒字)

3.カダフィのアフリカ統一通貨構想を潰すため。(リビアの資金でアフリカ独自の金融機関が育成され、世銀・IMF支配から離脱せんとしていた。)

4.カダフィ政権に近い関係のロシア、中国、ブラジルを牽制し、アフリカの産油国に「いうことを聞かないとどうなるか」と恫喝を加えた。

5.米国1%御用達の韓国人が事務総長を務める国連がリビア反体制派を支持することで、大義名分が得られたから。

そして、サルコジは、自分の大統領選の資金をカダフィから融通してもらっていた。それが発覚するのを恐れて、リビア政変のお膳立てに加わり、カダフィの口を封じたのであろう。